前回、「両親の感謝の大切さ」と「自分の気付いていない魅力に気づく」ことが結婚への近道という話をしました。
結婚の近道は「自己客観視がすすむこと」
「えっー、ナニそれ?自己客観視?」と思うかもしれません。でも待って下さい。本当に結婚の近道が知りたかったらぜひ聞いて欲しいのです。
ゆっくり婚活のできる20代前半なら読み飛ばしてもらっても結構です。でも結婚には年齢という条件は結構シビアです。女性の場合は特にですし、男性にも知ってて欲しいことです。
私と面談する入会者の方にはできる限りお伝えするのですが、面談の終わりには、口を揃えて「もっと早く知っていたら良かった」といいます。
婚活はエネルギーを使うので、なるべく時間のロス、出会いのロス、婚活疲れをも軽減しなければなりません。
でないと「まあ一人でもいいかな~、楽だし・・・」みたいな気持ちになりがちです。「でもやっぱり結婚したい」と思い直しているうちに、年齢だけ上がっていきます。
それだけ相手と向き合うことや自分自身を見つめることってキツイのです。メンタル的にキツイことが多いかもしれません。
自己客観視の真逆の恋愛
一方、恋愛は真逆です。相手が好きで、相手も自分を好きなら成立します。主観と主観の一致です。客観性は結婚を意識している時なら多少はあるかもしれせんが、「恋に落ちた」状態だとほぼ客観性はゼロでしょう。むしろ客観視できない方が燃えるかもしれません。
婚活で恋愛結婚ではなく、お見合いを中心に考えている方は時間のロスは避けなければいけません。加えて、同じぐらい重要なのは自己客観視です。客観的評価と自分自身の夢や欲を求め過ぎていないかどうかを点検していただければと思います。
たとえば・・・38歳女性(初婚)の条件が、
■どうしても年下の男性と結婚したい。
■経済力はそこそこで良い。
■子供はもう無理だし、欲しくない。
■条件は変えたくない。
だったとします。
ハピアの相談所でも、おそらく婚活市場的にも難しい条件です。
願いがどうしても叶えたいなら、婚活の仕方を変えるしかないです。ご紹介やお見合い型ではなく婚活パーティーで積極的に動くしかない、それも時間が勝負という婚活になります。自分で恋愛結婚に近い形に持ち込むしかありません。
婚活は今まで生きた半生の現時点の総合力での勝負です。年齢や身長は変えることはできないですし、学歴や職業の変更は難しいです。また年収を上げるのも簡単ではありません。未来に向かってはこうなりたいという努力を続けているアピールはできますが、結婚は現時点の「あなた」が重視されます。
相談所的に難しい「夢追い人タイプ」と「理想が高いタイプ」
「夢追い人タイプ」と「理想が高いタイプ」は相手に求めるものが高く、厳しいことをいえば自己評価が高いのです。たまに自分自身の劣等感を埋めたくて、高い理想の相手を求めていることもあります。これはまた別の機会にお話しします。
一番やっかいなのは高い理想の相手を求めているという自覚が全くない人なのです。正当な自己評価ができてたら、そもそもこういう条件を求めないだろうなと思えます。
反対に相手に求める条件が少なすぎるのも自己評価が低いこともあります。低すぎても高すぎても正しい自己評価ではありません。
自分が求める相手の年齢、収入、地域、学歴などの全部叶った異性からみて、「ぜひ会いたい」と思ってもらえる自分かです。条件の適った異性が十人いたとしても、1人でも会いたいと思ってもらわれなければ、マッチングどころかお会いする機会もないのです。
自己客観視がすすむと結婚が早い
結婚が早く決まる人はこうした自己評価と客観的な評価が一致しています。加えて、断られても「すべてご縁なので」と受けて入れて、淡々と前向きに結婚したいというモチベーションを崩さないで行動できる人です。
感情が上がったり、下がったりの不安定な方や傷つきやすい方は本当の自己評価や自己客観視ができていない事も多いです。相手の問題ではなくご自身の問題の場合も多く、むやみに無謀なチャレンジをして、自滅している人もいます。
自己客観視がすすんで、淡々と「すべてご縁なので」という気持ちで、婚活に前向きに励むことが一番の近道と思います。